講習と栽培トピックス

9月/講習会/秋の花のための剪定

9月/講習会/秋の花のための剪定_a0094959_1238593.jpg恵泉女学園大学の春季公開講座「バラを育てて楽しむ」(講師・野村和子先生)の最終回である「秋の花のための剪定」
実習が8月26日〈水)に、私たちのホームグラウンドの1つ、東大の「バラの小径」(Rose Path)で行われました。






<夏剪定のポイント>
 野村先生によると、夏の終わりの剪定のポイントは次の通りです。
*秋に開花する種類だけに行う(HT、フロリバンダ、ミニアチュア、イングリッシュ、ティー、チャイナなど)。
*3番花まで咲き続けたバラはかなり疲れているので、8月は摘蕾し、花を咲かせないのが望ましい。
*剪定に先立ち8月中旬ころ、秋の花のために施肥。有機配合肥料を2つかみほど。
*剪定の時期は関東では8月25日すぎから9月の第1週が適当。剪定後50日くらいで開花する。

<切り方の手順>
*まず細枝、枯れ枝、株の内側に向いている枝を切り取る。
*HTならば、株全体の高さの3分の1くらいを外芽の上で切る。
〈ただし細い枝は分の1くらいでも可。あまり外に広がり過ぎている枝、道路際の枝は内芽の上で切る方が適切)
*切り口の太さをそろえる意識も持つ。花壇の手前は深めに、後ろは浅めにという意識も。
*すべての枝にはさみを入れる。切ることで花芽の形成が促進される。重なっている枝、樹形を乱している枝を整理し、残したい花芽に養分を集中させる。
*今できている蕾も心を鬼にして切り取り、余計な花芽もかきとる。
                               (D)
by komabarose | 2009-09-02 21:47 | 講習と栽培トピックス | Comments(0)

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