
晴天とはいえ寒の戻りがあり冷える中、当会の会員に対しても、多くの時間をさいていただきありがとうございました。たいへん勉強になりました。また後のお茶の時間ではフランクでチャーミングな人柄にも魅せられた、たいへん楽しい一時でした。
所有のバラの品種ごとの特性と目指す樹型を生かす剪定や仕立てについて教えていただきました。
そのうちのいくつかをご紹介します。

○剪定はのちに欲しい枝をイメージして時と位置を選ぶことが重要。たとえば地面に近いところから新しいシュートが欲しい場合は、大枝の更新には12月の剪定がよいので、また年末迄待ったほうがよい。
○HPなどの大輪花系は花首がささえられるようにしっかりとした太さの枝迄切り下げる。

○キャトルセゾンはダマスクで、本来ブッシュ風の姿なので、地面から数本の枝を自然風にたちあげこんもりと仕立てる
○ポリアンサなどの枝数の多さが特徴のものはどこからカットしても良いがやはり外芽を採用し、すべての枝に鋏を入れることが重要。

○ツルバラの誘引のスタイル〜オベリスクへは思いきって下のほうから巻き付けて、オベリスク全体を花で包める様配慮し、一方方向への流れを作り、先端の動きを生かしてツルをトップ側へと自然に添わせます。

○一重アーチへ貼付けるスタイルでのご提案、先端をトップから下へ泳がせて花先を美しくしなだれさせるのもいいでしょう。
○3年枝には花がつかないので、茎色やカット後などから見定めしっかり鋏を入れます。

すっかりさっぱりしたローズパス、春への準備が大分整いました!
(尚、写真は解説の内容を現わした物ではございません。またこちらに記載した方法の表現その他の文責は駒場バラ会にございます)(Mm)