『The Rose Garden of Fukushima 失われた福島のバラ園』
著者 マヤ・ムーア 世界文化社・出版( 定価2,800円+税 )
皆さんは、福島の「双葉ばら園」をご存じでしょうか?
1968年に開園、多くの方人達に愛されてきましたが、
2011年の東日本大震災とそれに伴う原発事故によって
大きなダメージを受け、立ち入ることも出来なくなりました。
これは、そのバラ園の 3・11 前と後の物語です。
2012年に、各地で開かれた「双葉ばら園」の写真展に感銘を受けた
マヤ・ムーア氏によって、2014年、英文の本が出版され、
2018年には「世界バラ連合」のバラ会議で、「優秀文学賞」を受賞しました。
ここに御紹介するのは、2020年3月に出版された、その日本語版です。
約200ページの本の中には、バラ園をつくった岡田勝秀氏のバラとの出逢いから、
開園にいたるまでのストーリー、様々なエピソード、
多くの美しいバラの写真、さらに震災後の様子までが丁寧に描かれています。
バラに関わっている私達に、多くのことを問いかける書物です。
「東日本大震災の悲劇を、このバラ達に語ってもらおうと思いました」著者 マヤ・ムーア氏
元NHK-BS「ワールドニュース」「ウィークエンド・パリ」
「アジア・ナウ」キャスター他東京在住。
『失われた福島のバラ園』ジャーナリスト マヤ・ムーア氏、バラ園園主 岡田勝秀氏 日本記者クラブにて